TAD Index
TADはADLが作成したADLツールの一部を「建築デザインのためのGrasshopper」を
購入された方のために無料プラグインツールとして提供いたします。
小さなツール群ですが、Grasshopperの作業が少し楽になるので、「少し」という意味をとって、「TAD」としました。
このページではTADの各コンポーネントの基本的な機能と使用例を説明しています。
TADの使用には、書籍「建築デザインのためのGrasshopper」の読者だけがわかるパスワードが必要です。
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便利ツール カテゴリ
Close Crv
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開いた曲線を閉じて出力する。また曲線が閉じているかどうかの判定を行う。

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下図の使用例では、開いた曲線を入力したため「CL」から「1」と出力されています。
仮にもともと閉じた曲線を入力した場合は、「CL」から「0」と出力されます。

Component Info
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キャンバス上で使用しているコンポーネントの情報を一覧で出力する

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下図の例では、画像内のコンポーネントのみがキャンバス上に存在している状態での出力結果です。

「Plug-in_」を「True」にすると、プラグインのコンポーネントの情報のみが出力されます。

CreateDomain
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入力された数値を「x」として、「-x/2~x/2」の範囲を出力する
[Rectangle]コンポーネントや[Domain Box]コンポーネントなどで基準点で対称となるような範囲を作成したい際に便利

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下図は、[CreateDomain]コンポーネントで作成した範囲を使って長方形曲線を作る例です。
基準点を中心とした範囲で長方形曲線を作成することができます。

Delete Ghost
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ゴーストコンポーネント(不明なコンポーネントを示すプレイスホルダー)を削除する

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下図のように、[DeleteGhost]コンポーネントに[Button]コンポーネントを接続し、ボタンを押下することで、 プレイスホルダーを削除することができます。

プレイスホルダーは、下図のように右クリックして消すこともできますが、特にキャンバス内の複数のプレイ スホルダーを一括で削除したい場合は本コンポーネントを使うと便利です。
(Rhino8、2025年4月10日以降の バージョンで動作確認しています)

FindMaximum
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インプットされたデータリストの最小値or最大値を出力する。
Rankの入力により、何番目に大きいor小さい値まで表示するかを指定できる。

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下図は、「Rank」を「2」としてデータリスト内の最小値を出力する例です。
この場合、二番目に小さい「2」までが出力され、それに応じて出力値のインデックスと各ランクのアイテム数も出力されます。

First/Last
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データリスト内の最初と最後のデータを出力する

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下図の例のように、入力したデータリストの最初と最後のアイテムがそれぞれ「F」、「L」から出力されます。

GetTextPoint
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下図のように、測量点とその高さが記された二次元のデータがある状況を想定します。

下図のGrasshopperのように、点の近くにあるテキストを取得し、取得したテキスト情報から高さつきの点をプロットすることで、 地形のサーフェスを作成することができます。

LayerObj
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PLATEAUのCityGMLデータの地形ファイルを、Rhinoオブジェクトに変換する

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下図のように、部屋のゾーンと室名でレイヤ分けされたRhinoデータを想定します。
この時、各ゾーンのBrepには、部屋名とは別に室用途で名前がつけられているとします。

下図のGrasshopperの例では、ゾーンと室名のレイヤから、
それぞれBrepとテキストを取得すると同時に、Brepにつけられた名前(室用途)を取得しています。
この機能を活用し、室用途ごとにゾーンのBrepや部屋名を取り出すこともできます。

List item Slider
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リストからNumber Sliderの値で指定されたIndexのアイテムを出力する。
この時、接続したNumber Sliderの値の範囲は自動的にデータリストのアイテム数に合わせられる。

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下図のように、[Series]コンポーネントで数列を作成し、[List item Slider]でアイテムを取り出す例を考えます。

数列の項数を指定する[Number Slider]の値を変更すると、数列のアイテム数が変わり、
[List item Slider]の「iR」 に接続した[NumberSlider]の値の範囲が自動的に変化します。

Ratio
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割合を百分率(%)に変換する
ZUIで小数点以下の扱いや、四捨五入/切り捨て/切り上げを選択することができる。


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下図のように、小数で表された割合を入力すると、百分率に変換した値が出力されます。

下図のように、ZUIで追加できる入力端子を利用し、小数点の表示桁数や丸め方を設定することもできます。

Reparameterize
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入力した数値を正規化する
PLATEAUのCityGMLデータの建物ファイルを、Rhinoオブジェクトに変換する

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下図の例では、「5~15」の範囲を10分割してできた数列を正規化し、「0~1」の範囲の数列に変換しています。
